ゲームブック「時空(とき)の伝説」をクリアしました。
これは、「ゲームブック
入門 大百科」に収録されている3つのゲームブックの1つ。
ファンタジー世界に巻き込まれた主人公が、捕らわれの姫を助ける、オーソドックスな、73パラグラフのショートシナリオです。
戦闘
システムは、双葉社やケイブンシャに多かったバトル
ポイント制。
A〜Hに、0〜7を振り分け、戦闘ごとに、
「主人公は体力+B、敵は6+G」
――というように数値を求め、大きいほうが勝利します。
加えて、1部の分岐を、特定のバトル
ポイントが偶数か奇数か、0〜3か4〜7かで強制分岐することもあるので、運の要素はかなり大きいです。
戦闘の勝敗は運にゆだねられているのに、負けると
ゲームオーバーになるものが多く、特定のアイテムを持っていると勝ちやすいという
サポートもほとんどないので、戦闘の印象は、かなり悪いです。
(9戦中、8戦が、負けるとゲームオーバー)
(ちなみに、双葉社の「ドラゴンクエスト」などは、戦闘に負けてもHPが減るだけの場合が多く、また、途中でバトルポイントが入れ替えられるので、そのストレスはあまりありません)
また、序盤は強運にめぐまれていないと勝てない強敵が多いのに、ラストダンジョンのボス
ラッシュは、バトルポイントを見なくても勝てる、数値の低い敵ばかり。
序盤は戦闘で死にやすいのに、後半はほとんど死にません。
しかも、序盤の敵が「パキラ」で、ラストダンジョンの敵が「小パキラ」というように、設定自体も明らかに弱体化しています。
なんで、こんな作りにしたんでしょう。
ラスボスも、せっかく、本体は肖像画という設定があるのに、バトルポイントの勝負に勝つと、それが分かるので、せっかく、謎解き要素が盛り込めたのに、台無しにしています。
戦闘に関しては、ほとんど弁護できませんね。
ほかに気になったのは、とあるアイテムは、右の道と左の道のどちらに行くかで、本物と偽物のどちらかが手に入ります。
こんな大事な選択肢を、ただの運に任せた理由が分かりません。
「神の剣」というアイテムが、場面によっては「神のつるぎ」と表記されているのもマイナスです。
こう書くと、欠点の多いゲームブックですね。
結論からいえば、実は、けっこう楽しんで遊びました。
その理由は、
クリアに必須なアイテムが、2つしかないものの、序盤から登場し、それを取り損ねると、最終的にはゲームオーバーになるので、正解ルートを探す楽しみがあったこと。
「神の剣」という、クリアに必須ではないものの、あるとかなり有利なアイテムがあり、しかも、それを落とす
イベントが2ヶ所もあること。
完璧なプレイングをすれば、ノーリスクでクリアできること。
――というわけで、戦闘自体は最悪なのですが、フローチャート的にみると、かなりバランスがいいゲームでした。
(チャートだと、戦闘バランスは分からないので)
最近は、人には勧めないけど自分は楽しめたゲームブックが多いです。
心理的に余裕ができたことを喜ぶ反面、シビアな目線がないのは、ちょっとマズイのかもしれませんね。
posted by ドロシー! at 22:58|
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