2008年08月10日

「魔界の滅亡」

ゲームブック「魔界の滅亡」(「ドルアーガの塔」3部作第3巻)のフローチャートです。

「魔界の滅亡(東京創元社版)」

「魔宮の勇者たち」の比較をしていたら、テキスト系の修正が思いのほか多くてめげそうだったので、気分転換にやってしまいました。
(ちなみに、「魔宮の勇者たち」のフローで、ドルイドのパラメータのミスや、アイアンゴーレムでは経験値を無限増殖できないことにに気づきました)
(比較が終了したときに、あわせて訂正します)

驚いたのは、強化する気がないなら、意外と簡単にドルアーガに会うことができること。
ダンジョン全体が複雑なことには変わらないのですが、はじめに行けないフロアが6フロアしかなく、手順を踏まないと手に入らないアイテムもほとんどありません。
特に、敵を倒さないと手に入らないアイテムが「鋼の矢」しかないのは予想外でした。
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2008年07月19日

「バグズ・ワールド」

映画「バグズ・ワールド」を観に行きました。

http://www.cinemacafe.net/official/bugsworld/

これは、オオキノコシロアリとサスライアリの大攻防をドラマティックに描いたドキュメンタリー「風」映画。
なぜ「風」なのかといえば、キャストこそ本当のシロアリたちを使っていますが、展開がドラマティックになるよう、意図的に仕向けているからです。

分かりやすいところでは、女王アリの間に紫の神秘的なスポットライトが当たっています。
蟻塚の横の木に落雷し、それが蟻塚に倒れていき、その阿鼻叫喚を描いたのも、おそらく人為的なものでしょう。
結婚飛行しているシロアリがカマキリやカメレオンにバリバリ食われているのは……これは自然に撮った映像かも。

しかし、ドラマティックな演出をしたからこそ描けた、一大スペクタクル映画になっています。
本作の山場であるシロアリとサスライアリの攻防は、やらせでありながら、いっさいのやらせなしの演技を見せてくれるので、息もつかせません。
また、サスライアリの何十倍もあるヘビに群がり、ヘビを倒すシーンや、アリの大群が自ら橋となり、仲間を渡河させるシーンは、リアルな演技であるがゆえに心が震えました。
(アリが橋になるシーンは、「男塾」で塾生が肩車をして橋になり、仲間を渡したシーンを思い浮かべると、イメージしやすいかもしれません)

惜しむらくは、劇中に色々なイベントが起こるのですが、尻切れトンボだったり、結果よりも過程が見たいシーンが多かったこと。
ネタバレになりますが、蟻塚に甲虫が侵入して騒然となったり、雨が女王アリの間まで浸水してきたシーンは、うやむやに終わってしまい、次のシーンになってしまいます。
また、前述のアリが橋を作るシーンや、とある女王アリが倒されるシーンは、結果のみを見せて、その過程が描かれていません。
どうやって橋を作ったかは見てみたいですし、一番の山場である、女王アリを倒すシーンが描かれないのは、あきらかにこの映画のコンセプトから逸していると思います。

ついでに、この土地に生息しているか分かりませんが、アリクイに蟻塚が襲われるシーンは欲しかったですね。
(アリジゴクに食われるシーンはちゃんとありました)

と、不満もあるのですが、アリの生態をドラマティックに描いているので、単純にアリの行動に驚き、また、ハラハラしながら楽しめる映画になっています。
映画「ミクロ・コスモス」は、昆虫たちを美しく描いていましたが、「バグズ・ワールド」のような殺伐とした現実も、これはこれで美しいものです。
これはドキュメンタリーではないという予備知識と、よほどの昆虫嫌いでなければ、楽しめると思います。
(後で知ったのですが、シロアリはアリではなくハチの仲間だそうです)

この映画を見ていたら、人間とアリの交流と戦い描いた小説、「蟻」を思い出しました。
これも映画にならないかなと思っていたら、どうやらすでに動いているようです。

http://contents.innolife.net/news/list.php?ac_id=6&ai_id=84296

こちらはさすがにCGのようですが、どのような作品になるのか楽しみですね。

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2008年07月16日

「聖純戦姫 エクセルハート」

「凛音」の巻末に気になった広告があったので、当てのない旅に出ていました。
それは、「聖純戦姫(ピュアフルオーダーエクセルハート
「凛音」よろしく、分岐でストーリーが変わるゲームブックです。
(ゲームブックと言い切ったよ、俺)
奥付を見ると、4月末〜5月はじめに出ていたようです。

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2008年07月10日

「イレイザー凛音 淫獣の学園」

今日、本屋で「ギャンブルフィッシュ」のついでに、なにげにエロマンガ売り場に行ったら「分岐するストーリーの結末を見届けろ!」という帯に目が行きました。

そのタイトルは「イレイザー凛音 淫獣の学園」

パラパラ見たところ、分岐がいくつかあったので、ゲームブックとみなして購入しました。
まさに、ゲームブッカーはゲームブックと引かれ合う。

べ、べつに、変なつもりで買ったんじゃないんだからねっ!

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2008年07月06日

「銀魂3年Z組銀八先生 3」

本屋の新刊コーナーで、なにげに小説「銀魂3年Z組銀八先生 3」を手にしたら、ゲームブックが入っていたので驚きました。
扱いは、ズラの書いた「人間失格」の読書感想文がゲームブック仕立てになっているというもの。
ルールこそ明記されていないものの、戦闘や買い物のルールがあるようです。
(データがないと分かりつつも、指定された巻末を見てしまいました)
残念ながらパラグラフ10以降は載っていませんが、できれば完成版を見たい、というのはワガママでしょうか。
「ゲームブックなんていまの人には分からねーよ」というツッコミが、ちょっとだけ悲しかったです。

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2008年06月12日

夢時間Tシャツ100枚突破!

夢時間のTシャツの注文数が100枚を突破する見込みのようです。
わっしょい。

値引きのお知らせ

ひとあし先にご報告いたします。

Tシャツの注文数が自前分を含めて95枚。
100枚越えはなんとかなりそうな見当です。
で、割引なのですが、今回は100枚越えたら
Tシャツ1枚に付き¥40引きとさせて頂きます。

しょぼいお値引き額なのは、
マグカップの制作費が思いっ切り足をひっぱているためで、
加えて、マグカップも一緒に注文いただくと、
Tシャツは何枚注文しても1枚¥100引きという、
5周年割引をすでにやっているためであります。

マグカップも一緒に注文頂いているキトクな方は、
Tシャツ1枚につき¥140引きとなるわけで、
数字的にもこりゃめでたい、わっしょいと相成ります。

一方、Tシャツだけ注文なさったキトクな方は、
申し訳ありませぬが1枚に付き¥40引きです。
あ、じゃあ、マグカップも追加しちゃうもんね、
というのはもちろんアリですが、ここはひとつ、
無駄遣のしすぎは慎んだほうがいいですよ奥さん

あと、締め切りでございますが、
6/14の翌日は日曜。業者も休みなので
一応6/15まで締め切り大丈夫といたします、
って先にカレンダー見ればわかるじゃん。

わっしょい。
締め切りは6月のハッピーブレナンデー(14日)までなので、お早めに。
ご希望の方はHUGO HALL→okutani@i-ml.comまで、
名前/個数/宅急便か・店に取りに行くか/住所/電話番号に、
物足りないならリクエストでも添えてお送りください。

わっしょいわっしょい。
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2008年06月10日

マグカップのサンプル完成

前回、告知したピップな感じのマグカップサンプルが出来上がったそうです。
聖杯型の容器ではなく、マグカップに聖杯がプリントされているところが秀逸。

マグ1.jpgマグ2.jpgマグ3.jpg
Tシャツ(白・チャコール・L)と
マグカップのサンプルできあがってまいりました。
位置の微調整等入りますがまずまずであります。
でもって、マグカップですがあ、
業者さんの見積もりがけっこうかなりいい湯加減でして、
当初の3倍かかることが判明。おいおいおいおい。
もちろんお値段据え置きでご提供いたしますが、
発送用の箱代等くわえますと、ほぼボランティア状態の、
5周年記念品とあいなりました。まあいいや。
そんなわけで、今後同じものを作るとしましても
¥1000程度は高くなってしまう模様で、
このお値段で手に入るのは正味今回のみ
なんですよ奥さん(観客席がわぁーっとざわめく)。
そのあたりフクミおきまして、6/14締め切りであります。
Tホワイト.jpgTチャコール.jpg

というわけで、締め切りは次のハッピーブレナンデーまでです。
お早めにどうぞ。
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2008年05月14日

詩的魔神と夢時間の狭間で

いつも怪しいHUGO HALLさんから、今年もPIPグッズが登場します。
今回は、恒例のTシャツのほかに、マグカップが登場です。

マグサンプル画像1.jpg

マグカップとTシャツのご紹介

PIPでPOPでポッポなグッズを、いたずらに作り始めてもう5年。
あきれたついでに、勝手に記念して、Tシャツに加えてマグカップをご用意してみました。

Dead or Alive マグカップのご紹介

英国マーリン商会から取り寄せる、たぶん逸品であります。
陶器のカップの片面に聖杯(Holy Grail)を、もう片面には魔神を配した図案となっております。
使い方は、まずカップに好みの飲み物を注ぎ、目を閉じて回します(タテに回すとこぼれるので、ヨコ回しが具合いいようです)。
次に適当なところで回すのを止め、目を開きます。正面を向いている図柄をしっかり確認した後に、カップの中身に口をつけます。
正面を向いていたのが聖杯であれば生命点プラス、魔神さまですとマイナスを、口にした飲み物がもたらすことでありましょう。どちらの図柄が正面を向いて
いるか判断が難しい時は、やり直しとします。
魔神さまが上下逆向きなので、カップを使うと丁度口づけを交わすことになるあたりがうれしいところ。これなら14行きでも本望ですね。

なお、ホンモノのカップには、裏底に「MADE IN AVALON」の表示が付いています。中つ国あたりの類似品にご注意ください。

Tシャツ同様、合計30コ以上の注文が集まれば制作、じゃなかった取り寄せできます。マグカップのカラーは白のみ。
値段は1コ税込みで¥2835

100個越えますと、少し余裕ができるので値引きもする所存です。そういえば14リサイクルバッグなんていうのも数個だけ残っていたなと、お店から頼まれた宣伝。

ブツは、代金引き替えの宅急便か、吉祥寺の店に直接取りにくる(その場合はもちろん送料タダ)か、どちらか選べます。
ご希望の方はHUGO HALL→okutani@i-ml.comまで、名前/個数/宅急便か・店に取りに行くか/住所/電話番号に、物足りないならリクエストでも添えてお送りください。2日以内に返事を返します。返事が返ってこない時は、届かなかった証なので、もう一度送ってみてください。

締め切りは08年6月14日。
マグサンプル画像4.jpgマグサンプル画像2.jpgマグサンプル画像3.jpg



Tシャツサンプル画像1.jpgTシャツサンプル画像2.jpg

続けて夢時間Tシャツのご紹介です。

図柄は、正面にドリーミーな夢時間イラスト。その周囲を就寝中の魔神とピップ・ジュニアが取り巻き、背景にグレーのアヤシイ気配を重ね刷りしています。
加えて、上下両端には夢時間の一節(原文)を配し、赤い文字で大きく「ただ今、夢時間中」とアッピール。
夜、パジャマ代わりに着こんで寐るもよし、普段着に用いて、せちがらい日々の生活を「夢時間」にしてしまうもよし、用い方は貴方の工夫、良識次第です。

ちなみにイラスト背景のアヤシイ気配ですが、白いTシャツですとあまり目立たないものの、他の色のTシャツですと、ずんと目立ってくる酒肴、じゃなくて趣向となっております。サンプル画像をご参照ください。

おなじみ東京吉祥寺のセレクト・ショップLIGHT BULBの協力で、図柄のプリントとTシャツはプロ仕様。TシャツのサイズはS,M,L,XL。プリントの色は変えられませぬが、Tシャツは白とサンプルの色、その他の色だってそれなりに対応できます。また、XL以上のサイズや、レディースサイズもだいたい対応できます。問い合わせてHUGOにほれほれ言ってみましょう。

マグカップ同様、業者の都合で合計30枚以上の注文が集まれば制作できます。
値段は1枚税込み¥3990

相変わらず製作に無駄に手間暇コストがかかってこうなっております。
100枚越えるならば、少し余裕ができるので値引きもする所存ですが、期待のしすぎは、とらぬ狸の肌触りであります。

ブツは、代金引き替えの宅急便か、吉祥寺の店に直接取りにくる(その場合はもちろん送料タダ)か、どちらか選べます。
ご希望の方はHUGO HALL→okutani@i-ml.comまで、名前/枚数/サイズ/色/宅急便か・店に取りに行くか/住所/電話番号に、物足りないならリクエストでも添えてお送りください。2日以内に返事を返します。返事が返ってこない時は、届かなかった証なので、もう一度送ってみてください。

締め切りはこちらも08年6月14日。

Tシャツサンプル画像3.jpgTシャツサンプル画像4.jpg



ただし、マグカップとTシャツ両方を買う場合は、5周年だから、Tシャツは定価の¥100引きとなり1枚税込み¥3885でオーケー。
しかも、マグカップと一緒なら何枚買っても1枚税込み¥3885でよし。

だからといって、マグカップを幾つ買ってもTシャツの¥100引きはかわりません。
だって、39個マグカップ買ったらTシャツ何枚選んでもタダなんて、そこまではかんべんしてほしい5周年なのです。

どちらも100超えたら、さらに少し安くできる見込みです。

また、TシャツはXXL以上になると、Tシャツそのものが業者の方で少し高くなるので、値段も少しアレします。小さいサイズだとそーいうことないのになあぶつぶつ。

締め切りは6/14予定ですが、少し過ぎたぐらいなら、ダイスの目と人徳いかんで何とかなるかもしれません。
発送は7月中旬ぐらい。Tシャツは予約数しか作らないので、頼んじゃうと変更できません(締め切り前ならめんどうだけど可)。マグカップは、届いたものがひび割れていたり割れていたら交換いたします。

14リサイクルバッグはお店に少しだけ余分があるそうです。
お店の商品で、予約外となるので、すまんが1枚税込み¥3255です。
30枚以上注文が入れば、再製作できますが、まさかね。

注・サンプル画像はあくまで予想図です。
  色味やらサイズやら、多少の違いはあります。

HUGO HALL


相変わらずバカ(褒め言葉)ですね。
詩的魔神さまとチューをしたい方は是非。
なあに、クーガさまと違って、肉体的な苦痛はありませんって。
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2008年04月13日

「ゲームブック入門 大百科」

ゲームブック入門 大百科」は、「時空(とき)の伝説」のほかに、探偵ものの「伊達春雄事件簿 消えたアイドル」(83パラグラフ)と、コミック版野球ものの「日本シリーズ 西武VS広島 8回戦」(40パラグラフ)が収録されています。
結果的には、どちらもいまいちでした。



「消えたアイドル」は、

ハードボイルドが空回りしていること。
犯人の名前を知らないはずなのに、終盤、なぜか知っているといった、矛盾があったこと。
(ほかのルートだと、途中でちゃんと名前が判明するんですけど)
探偵ものなのに、分岐を選び続けるだけで犯人にたどり着けるので、推理の要素がなかったこと。
1回でクリアできてしまったこと。

――これらが、つまらなかった要因ですね。
ハッピーエンドが2種類あるのはよかったんですが。



「西武VS広島」は、

テンポは早いものの、運試しで左右するとこが多すぎたこと。
そのくせ、1回でクリアできてしまったこと。
野球のルールを知っている必要があること。
(送りバントしたとき、バッターがアウトになったかどうか分からないのに、これで3アウトになったら、といった分岐があるので、野球ルールを知っていても、かなり迷う場面があります)
はじめから1点差で勝っているため、攻撃の回はあるものの、点を入れることに執着しなくていいこと。

――このため、ゲームの戦略が見えてきませんでした。
この作品は、よかったところは1つもなかったですね。
チームが阪神だったら、感想はまた違ったものになったかもしれませんが。(笑)



というわけで、「ゲームブック入門 大百科」は、人に勧めにくい本です。
ゲームブックカタログとしても、解説書としても、単純にゲームブックとしてもいまいちでした。

カタログとしては、選りすぐりカタログなので、全然、「完全」カタログではありません。
せめて、シリーズものの抜けは、やめてほしかったところ。
出版社的には、かなりの範囲を網羅してると思うのですが。

解説書としては、TRPGの歴史が長くて、ゲームブックの部分が薄かったです。
(カラー口絵が16ページもあるのに、ゲームブックが5ページしか扱われていないって、どうよ)
ここでゲームブックを、「パラレル小説タイプ」「シミュレーションタイプ」「ロールプレイングタイプ」に分けているのですが、「SLG」はパラメータが多い、「RPG」は成長要素があると定義しています。
それ自体はいいのですが、成長要素のある、「RPG」タイプの代表が「ファイティング・ファンタジー」なのは、さすがにツッコみました。
たしかに、TRPGではあるけどさ。

「ゲームブック入門 大百科」という、タイトル的には一見、歴史的価値がありそうに見えてしまうのが厄いですね。
なにが悔しいって、当時、この本を手にして、「これは買わなくていい」と判断したのを忘れて、買ってしまったことでしょうか。(笑)
とはいうものの、よしみるさんの挿絵がかわいいので、よしみるファンは必見かもしれません。
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2008年04月12日

「時空(とき)の伝説」

ゲームブック「時空(とき)の伝説」をクリアしました。
これは、「ゲームブック入門 大百科」に収録されている3つのゲームブックの1つ。
ファンタジー世界に巻き込まれた主人公が、捕らわれの姫を助ける、オーソドックスな、73パラグラフのショートシナリオです。



戦闘システムは、双葉社やケイブンシャに多かったバトルポイント制
A〜Hに、0〜7を振り分け、戦闘ごとに、

「主人公は体力+B、敵は6+G」

――というように数値を求め、大きいほうが勝利します。
加えて、1部の分岐を、特定のバトルポイントが偶数か奇数か、0〜3か4〜7かで強制分岐することもあるので、運の要素はかなり大きいです。



戦闘の勝敗は運にゆだねられているのに、負けるとゲームオーバーになるものが多く、特定のアイテムを持っていると勝ちやすいというサポートもほとんどないので、戦闘の印象は、かなり悪いです。
(9戦中、8戦が、負けるとゲームオーバー)
(ちなみに、双葉社の「ドラゴンクエスト」などは、戦闘に負けてもHPが減るだけの場合が多く、また、途中でバトルポイントが入れ替えられるので、そのストレスはあまりありません)

また、序盤は強運にめぐまれていないと勝てない強敵が多いのに、ラストダンジョンのボスラッシュは、バトルポイントを見なくても勝てる、数値の低い敵ばかり。
序盤は戦闘で死にやすいのに、後半はほとんど死にません。
しかも、序盤の敵が「パキラ」で、ラストダンジョンの敵が「小パキラ」というように、設定自体も明らかに弱体化しています。
なんで、こんな作りにしたんでしょう。

ラスボスも、せっかく、本体は肖像画という設定があるのに、バトルポイントの勝負に勝つと、それが分かるので、せっかく、謎解き要素が盛り込めたのに、台無しにしています。
戦闘に関しては、ほとんど弁護できませんね。

ほかに気になったのは、とあるアイテムは、右の道と左の道のどちらに行くかで、本物と偽物のどちらかが手に入ります。
こんな大事な選択肢を、ただの運に任せた理由が分かりません。

「神の剣」というアイテムが、場面によっては「神のつるぎ」と表記されているのもマイナスです。



こう書くと、欠点の多いゲームブックですね。
結論からいえば、実は、けっこう楽しんで遊びました。
その理由は、

クリアに必須なアイテムが、2つしかないものの、序盤から登場し、それを取り損ねると、最終的にはゲームオーバーになるので、正解ルートを探す楽しみがあったこと。

「神の剣」という、クリアに必須ではないものの、あるとかなり有利なアイテムがあり、しかも、それを落とすイベントが2ヶ所もあること。

完璧なプレイングをすれば、ノーリスクでクリアできること。

――というわけで、戦闘自体は最悪なのですが、フローチャート的にみると、かなりバランスがいいゲームでした。
(チャートだと、戦闘バランスは分からないので)

最近は、人には勧めないけど自分は楽しめたゲームブックが多いです。
心理的に余裕ができたことを喜ぶ反面、シビアな目線がないのは、ちょっとマズイのかもしれませんね。
posted by ドロシー! at 22:58| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする