2013年06月16日

いまだからこそ遊べる電子書籍のゲームブック

この2つのエントリーで、電子書籍を読むならこれ、という自分の好みを提示した。

「電子書籍の端末の選びかた」
「電子書籍のストアの選びかた」

最近は、タブレットなどで読めるゲームブックもいくつかあるのでまとめてみた。
電子書籍のみをまとめたものはコチラ
2015年に出たゲームブックをまとめたものはコチラ

ちなみに、当ブログでは、
電子書籍は、ePubやXMDFなどの統一規格で作られたもので、
アプリは、iGamebookの「展覧会の絵」など、作品ごとに1から作っているものと定義する。

前者は、特定の書籍のフォーマットに則っているので、ダイスを振るといった判定はできない。
後者は、作品ごとに作っているので、アイテムの増減や戦闘をアプリ内で行うことも可能。

アプリのほうがユーザーに便利ではあるが、好きなパラグラフに行けないものも多く、
ゲームブックというよりはアドベンチャーゲームに近い。
(手前味噌だけど、「ゲームブック・ラボR」のシステムが、
1番ゲームブックに近かったと、いまだに思うよ)

ちなみに、日本でゲームブックを遊ぶのに適してる端末は、iPadかiPad mini。






「ルパン三世」シリーズ
http://www.futabasha.co.jp/introduction/2011/lupin_gamebook/

双葉社からは「ルパン三世」のゲームブックが3冊、電子書籍化されている。
タイトルは以下の3つ。

「黄金のデッド・チェイス」
「密林の追撃」
「暁の第三帝国」


紹介ページでは、GALAPAGOS/Android専用と書いてあるけど、
iOSにもGALAPAGOSのアプリはあるので、問題なく読める。

電子書籍化するにあたり、リンク機能でパラグラフジャンプするのはもちろん、
体力点やアイテムをリスト化し、マーカーをつけることで管理させている。
デッドパラグラフから、直前に戻るリンクを増やしたり、
現パラグラフしかページをめくれなくして、うっかり前後を見ないようにするなど、
いろいろ配慮されている。
ただ、続刊が出ないのは、それが大変だったんだろうなと推測。

IMG_0100.png IMG_0082.png IMG_0096.png

BookLive!やhontoでも配信されているけど、
GALAPAGOSに最適化されているので、迷うことはないかな。



「ツァラトゥストラの翼」



岡嶋二人作品がすべて電子化された関係で、ミステリゲームブックも電子化。
講談社の本はさまざまなストアにあるので、ストアはお好みで。
http://www.densyo-search.info/books/9784062073882

eBookjapanは、リンクをタッチするたびに、
そこに飛ぶかいちいち聞いてきてテンポ悪いけど、
それ以外のビューワは基本、なにも確認せずに飛んでくれる。
不安ならお試し版で、二から一にジャンプできるので、
そこで確認するといい。

ただし、9999円の「岡嶋二人 コンプリートボックス」を買う場合、
以下の2択になるので注意。
また、ebookjapanのiOS版は、アルファベットが文字化けする。
eBookJapan
BinBstore

記事だと、Reader Storeなど5つのストアで買えるらしいんだけど、
残り3ストアは、そのページを見つけられなかった。

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1302/12/news067.html



Kindleでは、オリジナルのゲームブックが配信されている。
KDPのおかげで、同人感覚の作品が気軽に遊べるのはいい。

「ゲームブック「少年の旅立ち」」
「Kindleに閉じ込められた男」





ameroadでゲームブックを配信しているかたもいる。
ゲームブック「第七の魔法使い」の新井一博さんの作品で、
ePub形式で配信されている。

「機甲騎士スレイガン」
http://ameroad.net/l/d1z
「ゲームブック『試練の祠』」
http://ameroad.net/l/dR6

「試練の祠」は無料なのでひとまず落とすといい。
ePubは、iBookやKinoppy、Reader Storeのアプリで読むことができる。
Dropboxにアップして、端末から落とすといい。

端末で見るならここを参考に。
http://lken-leader-school.com/index.php?epub
PCで見るならここを参考に。
http://mugendo.xrea.jp/NL5060/doujin/etc_readebook_f.html

ちなみにameroad自体は、検索がないし、同じ作者の本も探せないし、
購入時の手数料が高いしで、正直、アレです。



パブーでもゲームブックが配信されている。

「ゲームブック わごむくん」
http://p.booklog.jp/book/9736
「【ゲームノベル】サキュバス淫魔館」(アダルト注意)
http://p.booklog.jp/book/41566



メロンブックスなど、同人誌を扱っているストアで、
ゲームブックを買うこともできる。

「つめこめいじ」
http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000158090
「銀嬢通信vol2」
http://www.melonbooks.com/index.php?main_page=product_info&products_id=IT0000001630

ゲームブックで検索してもヒットしないものもあるし、
いくらでも漏れはあるだろうな。

書式はpdfやjpgが多いので、SideBooksで読むといい。
pdfはめくる方向を自由に変えられるし、
見開きを、そのページの前と後のどちらにするかも瞬時に変えられる。
「銀嬢通信vol2」は、jpgをzip化したファイルだが、
zipのまま読むこともできる。

SideBooks
http://sidebooks.tatsumi-sys.jp/



Kindleで、「gamebook」「Choose Your Own Adventure」で検索すると、
洋書でゲームブックがけっこう出てるのが分かる。
Kindleの辞書は英語も対応しているので、すげえ便利。

Kindle_lib

Kindleは試し読みができるので、とりあえず見てみるといい。
たまに、リンクがない、「これ、マジでページめくりしないと進めないの!?」ってのも存在する。



「ベルファール魔法学園」
http://www.j-comi.jp/book/comic/42681

Jコミで無料配信している。
TRPGのルールブックだが、ソロゲームが入っている。
ブラウザとPDFで見られる。



Sゲームブッカーさんの作品
http://estar.jp/.pc/_crea_work_list_user?c=U2FsdGVkX18xXOTc5MDkyNq0cxX7ivQStTbyHzzkCyn2o1&wt=1

エブリスタでSゲームブッカーさんの作品が多数アップされている。
ブラウザからどうぞ。



未確認
未確認だけどゲームブックっぽいもの。






ここからはアプリで。

iGamebook
日本では、iGamebookが精力的にゲームブックアプリを配信している。
http://igamebook.jp/

「展覧会の絵」や「送り雛は瑠璃色の」など、創土社の作品が強いが、
同人関連の作品もアプリ化している。
ちょっと前までは14へ行けでおなじみの「グレイルクエスト」も配信されてたんだけどね。残念。



「アラジンくんのゲームブック 天空魔城の1つ目巨人」
https://itunes.apple.com/jp/app/gemubukku-tian-kong-mo-chengno1tsu/id441689495?mt=8

絵本タイプのゲームブックをiOSアプリ化したもの。
タイトル画面にiPhone版とあるけど、
iPadの画面にも対応しており、iPadのほうが遊びやすい。
リンクが点滅して分かりやすい、
端末が縦横どちらでも快適に遊べるなどの工夫がしてあり、
続きが出てないのがもったいないくらい、システムがしっかりしてる。
このシステムで「にゃんたん」量産しませんか?



Tin Man Games
Tin Man Gamesでは、FFシリーズやオリジナル(たぶん)のゲームブックアプリが配信されている。

iOS
Android

「Blood of the Zombies」
「地獄の館」
「ソーサリー!」
「運命の森」


ここのアプリは金がかかりすぎててビビる。
絵はカラーだし、モンスターがアニメするものもあるし、
戦闘システムを作り直してるのもある。
UIもカッコいい。
本らしさをほんのちょっとだけ残して、アプリとして割り切ってるのがいい。
損益分岐点、どんくらい高いんだろう。

ちょっと前まで、「火吹山の魔法使い」や「モンスター誕生」もあったんだけど、
配信停止してる。



まとめてみたら、思いのほか日本語版が少ないのを実感した。
国産のゲームブックアプリを遊ぶなら、iOSしか選択肢はない。

電子書籍のゲームブックは、ダイスを振るシステムの作品は向いてない。
(まあ、家でダイス片手に遊ぶなら問題ないけど)
アプリのゲームブックは、戦闘などもお手のものだけど、
例外処理も多く、ユーザーはともかく、開発が大変。

電子書籍は電子書籍に向いた、
アプリはアプリに向いた、でも、低コストのゲームシステムにデザインし直したものが、
生き残るのではないだろうか。
ぶっちゃけ、過去の作品を作り直すより、
システムに適した新作を用意したほうが早い気はしてる。
posted by ドロシー! at 21:54| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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