2013年06月23日

いまでも手軽に買えるゲームブック

以前、「電子書籍のゲームブックの遊びかた」というエントリーで、
電子書籍で遊べるゲームブックをまとめたが、
今回は、2000年(前後)以降に出た紙のゲームブックをまとめてみた。(14年7月6日追記あり)



創土社のゲームブック
http://www.soudosha.jp/kentsu.html

なにはともあれ、ここを抑えておけばハズレはない。
名作の復刊が多いが、新作も少しずつ登場している。

鈴木直人関連



「ドルアーガの塔」も無事完結した。
3巻は特に加筆が多く、新鮮な気分でプレイできる。

「ソーサリー!」シリーズ


4冊すべての訳者を「火吹山の魔法使い」の浅羽莢子さんに統一したもの。

「グレイルクエスト」シリーズ
(旧題「ドラゴンファンタジー」)




14へ行けでおなじみの「グレイルクエスト」
2巻からは訳が変わり、いっそうノリがよくなっている。
「ドラキュラ城」は作者とノリは同じだが、続編ではない。



その他の作品。
「魔人竜生誕」と「夢幻の双刃」は、今世紀に書かれた新作ゲームブックで、
フラグ管理とマルチエンディングが特徴。
「竜の血を継ぐ者」は「ドラゴンバスター」の構造をそのままに、世界観を変えたもの。



「ダンウィッチの末裔」などは、昨今ブームのクトゥルーもので、
ゲームブックよりも売れそうで怖い。
特に、「超時間の闇」に収録されている「超時間の檻」は、ループものを昇華した作品で、
2010年代を代表する傑作だと思う。


迷宮キングダム


TRPG「迷宮キングダム」の世界を、「グレイルクエスト」のイラストのフーゴ・ハル氏が執筆。
電車でも遊べる紙ならではのデザイン、
表紙はコミカルだけど骨太で、
紙ならではの仕掛けは、氏の真骨頂。



新紀元社


早川書房からでてた「魔法使いディノン」シリーズが、
創土社ではなく新紀元社から復刊。
表紙は一新、口絵と挿絵は手が加えられている。



「バニラのお菓子配達便」シリーズ


見た目どおり、小学生の女の子を対象とした作品だが、
ゲームとしてもしっかり作られている。

「ミラクル・タイム・アドベンチャー」シリーズ


メインターゲットは小学生だが、現在の状況で正しい選択を選ばせたり、得た情報で切り抜けるフェアな構造のゲームブック。
100パラグラフ前後ながら、毎回マルチエンディングで、2度は楽しめる。
遊ぶだけで、中世の城の暮らしや惑星に詳しくなれるので、1粒で2度美味しい。



はみだしゲームブックがついてる。



「ファイティングファンタジー」シリーズ


FFシリーズの初期を復刊したもの。
社会思想社版よりレアかもしれない。



「死のワナの地下迷宮」「地獄の館」「サムライの剣」を、
挿絵をラノベ風にして、内容もアレンジしたもの。
ただし、ゲームバランス自体はまったくいじっていない。
よく、萌え化といわれるが、萌え要素は低い。



NEO GAME BUNKO


雑誌「ロール&ロール」に発表された、
カードゲーム「キャット&チョコレート」のゲームブック版を
基本システムにしたゲームブックが多い。



脱出ゲームブック




SCRAPのリアル脱出ゲームのゲームブック版。
パズルや謎解きが主体で、もしかしたら、このページで1番売れてるかもしれない。
ちなみに、本屋の書泉グランデで行われた、
リアルゲームブックvol.1「本屋迷宮からの脱出」の本は、
ゲームブック形式ではない。

「人狼村からの脱出」はローソン限定版が出ており、巻末にミニゲームブックが追加されている。
http://www.rittor-music.co.jp/dgamebook/lawson/

「マダム・マーマレードの異常な謎」はDVDで、ミニゲームブックが特典についている。

「あなたクエスト」は現実の自分に行動を要求するゲームブック。
買ったその日にクリアできる人はいないが、誰もがいずれクリアできる。
想定とは違うと思うけど、地図があるのにマッピングが必要で、楽しかった。



TRPG


TRPGにソロアドが付いてるもの。
「T&T」は「傭兵剣士」のリプレイとソロアドのみで、「青蛙亭ふたたび」は収録されていない。



雑誌・ムック


「ロール&ロール」は定期的にゲームブックが載っている。
「キャット&チョコレート」をゲームブック化したルールのものが多い。
Vol.100の「タダ乗り師 ホーボーの攻防」は、不思議な電車を舞台にした、雑誌ならではの仕掛けが面白い。
Vol.115の「シノビガミ缶」は、生死を賭けた缶蹴りで、ふざけてると思いきや、ちゃんと遊べる快作。

「クロスワードランド」

「クロスワードランド」の欄外に掲載されているゲームブック。
フーゴ・ハル氏の作品で、もう100タイトルは軽く超えている。
2014年現在、連載は止まっている。

「季刊 R・P・G」


フーゴ・ハル氏の欄外ゲームブック。
Vol.4の「かいだん・もう1つの世界」の紙ならではの仕掛けは、
一生忘れないだろう。



なぜか、「ダンジョン・アンド・ヒップホッパーズ」という、
本格的なゲームブックが載っている。
http://hiphop.cagami.net/game.html



巻末にミニゲームブックがある。



ページの下にはみだしゲームブックがある。



「クイーンズブレイド」シリーズ

数が多いのでいちいち紹介しないが、
対戦型ゲームブックの「ロストワールド」を、
オタク市場化したもの。
見た目で引く人もいるし、
画集として買ってる人も多いけど、
良作の格闘ゲームのような駆け引きが体験できる。



「都会のトム&ソーヤ」シリーズ




「名将の決断」シリーズ


学習向けなので、ifな行動をとるとゲームオーバーなのが残念。



「なぞなぞ&ゲーム王国」シリーズ


「にゃんたん」を髣髴させる、パズルが主流のゲームブック。



原作もの




ライトノベル


「冴えない彼女の育てかた」は、「個別ルートフラグ成立!キャンペーン」でゲームブックがプレゼントされた。
http://natalie.mu/comic/news/94354
途中で2択がある分岐小説。



ゲームブックマンガ

マンガ形態のゲームブック。
あまり複雑な展開はしない。

「Doする!? パラダイス」シリーズ


「御剣ハルカ危機一髪!」シリーズ


パラドクス・ブルー


巻末のおまけなどにゲームブックがあるもの




アダルトなゲームブック


「峰深き瀬にたゆたう唄」は意外と本格的なゲームブック。
それ以外は分岐小説が多い。



その他




「今夜はじめる人狼ゲーム」は、ルール説明がゲームブックになっている。





学習系


ゲームブック感覚で遊べる学習書。
ゲームとしての面白さは弱い。



「手軽に買える」というにはちょっと盛った気もするが、
比較的簡単に手に入れることができると思う。
ネットになくても、とりあえず書店に注文するといい。

高いと思ったものや興味ないものを買えとはいえないんだけど、
ゲームも本も、出だしで売れないと後が続かない。
細々としたゲームブック市場で、
待ちや中古買いをすれば、
それだけ世に出るゲームブックが減る可能性がある。
この業界を支えられるのは、ゲームブックの読者だけです。
posted by ドロシー! at 17:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ゲームブック | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック