3月23日
母屋対策でコンビニで
いなりずしを購入してオニのところへ行く。
オニの肉と酒、両方を断ると、オニたちは怒り出した。
『運命数は、1〜3か、4〜6か、7〜9か』「殺してしまえ」
「喰ってしまえ」絶体絶命。
オニに食われることを覚悟したとき、灰色の痩せたオニが進み出た。
このオニはメタルフレームの眼鏡をかけ、本を持っている。
オニには似合わない知的な風貌だ。
「赤オニ殿、このところ動物性蛋白質の取りすぎです。血圧が高いのですから、用心なさいませんと」人を食ったオニだ。(まだ、食べられてないけど)
赤オニの血圧のおかげで、なんとか解放された。
幸い、失ったものはない。
それにしても、死の恐怖よりも持ち物を失う恐怖のほうがデカイよ、この村。
民家の母屋に着いた。
神棚に
いなりずしを上げると、神棚から黄金色の光が広がり、まぶしいほどに明るくなる。
光の中心には、同じく黄金色のキツネがおり、金属製の腕輪のようなものをくわえていた。
それをぼくの手に乗せると、キツネは去っていき、辺りはまた、暗くなる。
キツネがくれたのは
プラチナのブレスレットだった。
輪の一部が機械装置になっており、ノブを押すと数字が表示された。
これはオキクサンに聞いた
ブレスレットだろう。
どうやら、脱出を焦っていたようだ。
かぼちゃの馬車に持ち物を失くさなくても、これがなければ現代には帰ってこれないのだから。
なによりも、タイムプロテクターの効果を差し引いても、充分、月賦を払いきるだけの価値がある。
隠れているザシキワラシに挨拶して母屋を出た。
でも、
鍵がないから、今回は死ぬしかないんだよな。
いままでカッパの舟に乗っていたが、今回は無謀にも、川に泳いで見る。
(もう、
乾電池を5個買うお金はないし)
『運命数は3で割り切れるか』割り切れない。
川の流れは水泳能力を超えていた。
どんどん流される。
『バイオリズム数は4で割り切れるか』割り切れない。(運命数と勘違いしている)
どうやら川に嫌われているようだ。
川の流れは泳ぐのも虚しく、下流の深みへと運ばれる。
もがいても、あがいても、水面に浮かび上がることができない。
posted by ドロシー! at 01:43|
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