4月24日
イスラム教の寺院、モスクに似た大きな神殿にたどり着いた。
中で大勢の人が、ろうろうとした声でなにかを謡っている。
コーランのようなお経か、呪文を唱えているのかもしれない。
入り口にターバンを巻いた人々が集まっている。
彼らと一緒に神殿に入ることにした。
「ちょっと、待て」入り口で、武装した男たちが、呼び止めた。
「神殿の中へ入ることができるのは、汚れのないものに限る。汚れがあるかどうか、まずここでチェックを受けるのだ」ここには金属探知機のような四角い枠がある。
ブザーが鳴らなければ、中に入れるのだ。
なに言ってるんだ。
振られたばかりのピュアなぼくが汚れているわけないだろう。
むしろ、汚れているのは阿弥陀如来のほうである。
いや、待て。もしかしたら、
勇者の剣が反応するんじゃないか。
「ちょっ! 待っ!!」だが、もう遅い。
男たちに押されて、枠を通過していた。
『ヤシ酒かブタの丸焼きを口にしたか』探知機は反応しなかった。
氷の海もそうだが、サメのトーテムを名乗っているので、食べたくても食べられない。
これはある意味、加南子に救われた、というところか。
しかし、どうやってそう判定したのだろう。
だが、ここはマンダラ郷。
深く考えても答えが出ない事のほうが多いのだ。
気にせずに神殿の中に入った。
神殿の中では、ターバンを巻き、白い服を着た人々の熱気でムンムンしている。
「アラーの神よ、われに力を与えたまえ」はるか向こうの祭壇から声が聞こえた。
すると、集まっている人々がひざまずき、いっせいになにかを唱え始めた。
「ゴデ、ワレニ、デワレ。ゴデ、ワレニ、デワレ」これはコーランではない。この呪文はなんだろうか。
とにかく、彼らはこれを繰り返し繰り返し、詠唱した。
この声はやがて、神殿をゆるがすほどの大迫力となる。
なにが起きるのか期待したが、だが、集会はそれで終わってしまった。
彼らは世間話をしたりしながら、神殿を出て行く。
いつまでもここにいるわけにもいかないので、神殿を出た。
さっきの呪文が、頭の中でガンガン響いている。
この呪文はなにに使うのだろうか。
神殿を出て南へ進むと、煉瓦道にぶつかった。
今回はゴールド・サーモンもないので、そのままスフィンクスへ向かった。
その先にあるスフィンクスの3つの謎に挑み、全問正解する。
今度は、ちゃんと神殿の呪文を知っている。
「神殿の呪文は、強固な鏡を破壊する力を持っている。呪文には、進路についての、ある実際的な操作手段が示唆されている。それを二度、繰り返すのだ。以上」スフィンクスは沈黙し、あたりに静寂が訪れた。
これ以上、この生命ですることはない。
だから、またまた、火焔地獄でこの身を焼くことにした。
ここまでくると、さすがにこちらも余裕が出てくる。
阿弥陀如来に軽い挨拶をして、また、マンダラ郷へ送られた。
posted by ドロシー! at 02:21|
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悪夢のマンダラ郷
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